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結果発表
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JARA大賞 |
2点 (提供図面部門:1点 オリジナル部門:1点) |
優秀賞 |
8点 (提供図面部門:5点 オリジナル部門:3点) |
審査員賞 |
28点 (提供図面部門:14点 オリジナル部門:14点) |
協賛企業特別賞 |
6点 (提供図面部門:6点) |
JARA奨励賞 |
5点 (オリジナル部門:5点) |
今回は優秀な作品が多く、審査員賞ほか選外の作品より「JARA理事会による選外佳作」を選出いたしました。 |
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JARAセレクション ・選外佳作 8点 (提供図面部門:7点 オリジナル部門:1点) |
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エントリー数:580 応募総数:209点 入賞作品数:49点
多数のご応募ありがとうございました。 |
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入賞作品ギャラリー
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JARA大賞 【提供図面部門】 |
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提供図面部門 |
3429 |
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name: |
山本 勇気 Yuuki yamamoto |
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株式会社コラムデザインセンター
/ 大阪府 |
title: |
水海道風土博物館 「坂野家住宅」 |
【選出審査員】 |
【選評】 |
隈研吾 |
日本画の手法を使い、独特の抽象化をおこなっており、光の差し込む様をよく描いている。
また、朝靄に煙る周辺の空気感をよく表している。 |
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清水裕之 |
この建築に対する作品も多数みられた。非常に精緻な表現をしてあるものもあり、最後までどれを採用しようか悩んだ。しかし、今回の応募作品を俯瞰すると、非常に決めの細 かい写真のような表現に優れたものが多く、手書きのよさを特徴とした作品が少なく感じられた。そこで、この伝統的建築については、その特質をうまく押さえてやわらかく手書きで仕上げたこの作品のユニークさを特に推すこととした。
静謐な朝霧の中にゆったりとたたずむ姿は朝餉の煙のにおいすら漂わせているよう に感じられるとても良い作品である。 |
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内藤廣 |
ボケ具合が,対象の持つ性格をよく表している。
写実を越えて周囲の自然の特性を描こうとすれば,こういう描き方になる。 |
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JARA大賞 【オリジナル部門】 |
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オリジナル部門 |
3610 |
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name: |
諸喜田 真 Shin Shokita |
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IMAYO CREATION
/ Kazakhstan |
title: |
Architecture under the snow mountains |
comment: |
私が住むカザフスタンのアルマティ市は、真夏でも雪の積もった天山山脈を望む緑豊かな風光明媚な街で、昔はシルクロードの交易地でもあったが、冬は−20度まで下がり、非常に厳しい気候である。カザフスタンにはイスラム建築からロシア構成主義の建築、遊牧民のユルタまで存在する。この雄大な天山山脈の元、どのような新しい建築が可能か模索してみた。 |
【選出審査員】 |
【選評】 |
伊東豊雄 |
どこまでが建築でどこまでが自然のランドスケープなのか。厳寒の自然を描きながらこの建築らしきエリアのみは緑豊かな環境が形成されている。
手前に描かれている包(パオ)や動物がこの建築の不思議さを増幅している。 |
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中井進 |
天山山脈を食い破って増殖しつつあるとも思われる建築らしきものが厳しい中央アジアの環境の中に立ち上がっている。
厳寒の環境をみせるのか、シルクロードの歴史をみせるのか、ミュージアムとしては不明だが、作者が考えたイメージは伝わってくる。
ヴァナキュラーでかつ新しい建築が想起されている。 |
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優秀賞 |
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提供図面部門 |
3095 |
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name: |
添田 寿太郎 Jutaro Soeta |
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/
福島県 |
title: |
山形県郷土館 文翔館 |
【選出審査員】 |
【選評】 |
出江寛 |
3091・3095は技術的表現においてどちらも優れていたが、空の表現等からディクニティを感じ建築の本質と合っている3095を選んだ。 |
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中井進 |
歴史的な建築について新たにパースを作成することの意味がよく理解された作品だと思います。
写真でもなく風景画でもなく、その建築が刻み続けてきた歴史と風格が感じられると共に、建築が美しく輝く理想的な瞬間をイメージとして形成することに成功していると思います。 |
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提供図面部門 |
3158 |
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name: |
夏目 眞也 Shinya Natsume |
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夏目設計事務所
/ 千葉県 |
title: |
島根県立美術館 |
【選出審査員】 |
【選評】 |
菊竹清訓 |
この美術館の空間構成を屋根だけで表現したのは見事である。夕日の宍道湖の背景からは、建物を取り巻く美しい自然の神秘がよく伝わってくる。この建物の特徴はここに集約されている。
とくに、来館者に夕日の美しさを味わって頂きたいので開館時間を延長した美術館長のアイデアも正にここにあった。パーキングとの連絡通路や、美術館別館などへのつながり、夕日を楽しむ食堂などに、やわらかい照明が施されれば、さらに夕刻時も営業している美術館としての効果を発揮する。
全体として、優美なレンダリングとなっている。 |
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内藤廣 |
宍道湖の夕陽が劇的に描かれている。夕陽に揺らぐ空の景色と建物の屋根の流れるような形を響き合わせたところに工夫がある。 |
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丹羽勝美 |
夕日に映える屋根の形が一番美しくみえる面を的確に捉えているのではないでしょうか。うまい視点のとり方をしていると思います。 |
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半澤重信 |
静かな、常に水を一杯に湛える宍道湖。その遥か西に沈む太陽。数百メートル沖合の水面上僅かに顔をみせ、形の良い何本かの松が生える嫁ケ島。遠くには山々が低くなだらかに連なっている。絶景である。島根県立美術館は県の中央美術館としてこの地に建てられた。建物も可能な限り低く押さえてこの素晴らしい景色に溶け込ませたい。そしてこの環境が建物の出現することによって更に止揚(しよう)されることを強く望みたい。そうした事業者の希いの中でこの美術館は完成した。そしてその希い以上に設計者の思想・力量が示されたのであった。
応募No.3158には設計図に表れたこの設計者の想いを力の限りをつくして顕わそうとした姿勢が窺われる。現実に設計図面にみる意匠の狙いの方向と視線の方向はやや異なるが、敢えてこの全体的な風景に不可欠な嫁ケ島が遠くに描かれている。こうして結果的応募者は、美しい、神秘的でさえあるこの空間を、無限に延びる屋根の嫋(たお)やかな曲線をもって象徴しようとした建築家の意志を,一層明快に示すことに成功した。制作者の力量である。絵自体も作品として評価できる。 |
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提供図面部門 |
3208 |
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name: |
長谷川 繁幸 Shigeyuki Hasegawa |
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shift_one/
長野県 |
title: |
台中メトロポリタン・オペラハウス |
【選出審査員】 |
【選評】 |
小倉義明 |
建物を夕闇の気配の中に埋め込み、黒いシルエットとしてとらえるアイディアを評価したい。
夕焼けの空、隣接する建物の窓からもれる照明、車のライト、噴水を照らす光など周辺の光のとらえ方が上手である。特に周囲の光と対比させた黒いシルエットの中に建物の内部空間の存在を示す光の表現の仕方も効果的である。
噴水の光や、走る車のテールランプの、動かぬ光と動く光という時間軸でとらえる光の表現もこの作品の大きな魅力の一因である。 |
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提供図面部門 |
3215 |
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name: |
宮崎 岳彦 Takehiko Miyazaki |
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ATELIER ARM
/ 東京都 |
title: |
島根県芸術文化センター |
【選出審査員】 |
【選評】 |
中井進 |
圧倒的で支配的な赤い石州瓦が作る建築の存在感を、鳥瞰として更に赤の基調を重ねることで、土に根ざす建築のあり方をより強調して表現することに成功していると思います。
田園や山々のたたずまいもこの芸術文化センターがもつ位置づけや情況を過不足なく表現しています。 |
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提供図面部門 |
3537 |
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name: |
刈谷 拓爾 Takuji Kariya |
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Riya Art Associates
/ 滋賀県 |
title: |
近江八幡市かわらミュージアム |
【選出審査員】 |
【選評】 |
出江寛 |
従来のパース表現を超えて、日本画的な色彩表現がすばらしい。
又、瓦の色ムラにまで着眼しているところも評価した。 |
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オリジナル部門 |
3078 |
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name: |
刈谷 拓爾 Takuji Kariya |
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Riya
Art Associates / 滋賀県 |
title: |
パウル・クレ− ミュ−ジアム(Paul Klee Museum) |
comment: |
建築パ−スは、建築家のアイディアと夢を、情緒豊かに表現せねば なりません。昨今多く見られる、カタログを集積したようなCGパ−ス は、何か大切なものを忘れているように思えます。 此の森の中のパウル・クレ− ミュ-ジアムに、新しいパ −スの可能性を探ってみました。 |
【選出審査員】 |
【選評】 |
丹羽勝美 |
クレーの美術館をクレーのタッチで表現するのは洒落ています。
エスキス段階のパースは、このような表現方法により、建築家の意図を十分に伝えることが出来るのではないでしょうか。 |
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オリジナル部門 |
3355 |
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name: |
渡辺 哲也 Tetsuya Watanabe |
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渡辺建築事務所
/ 三重県 |
title: |
『珈琲博物館をインスタントコーヒーで描く』 |
comment: |
古い歴史をもつ珈琲を題材に、珈琲樽型の博物館として出現させてみた。三つの樽はコリドール形式で構成、いたって単純なプランとしその中にパティオを設け、コーヒー談義をするもよし、そんなふれあいのスペースを設けた。画材(絵の具)は勿論、そのもののコーヒーの絵の具である。コーヒーの香り立ち込める中で楽しく描けた。その「素材で作品に命を与える」ことで少しは雰囲気をかもし出す事ができただろうか。 |
【選出審査員】 |
【選評】 |
出江寛 |
パースにおけるオリジナル性とは、どの様に新しく独自の表現をするかである。
建築のオリジナル性を選んだのではない。このコーヒー館に至っては、コーヒー汁で画かれていることが、先ず面白い。
建築の表現だけにとどまらずコーヒーのPRとしてのポスター化されているところにオリジナル性があると評価した。 |
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オリジナル部門 |
3545 |
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name: |
南沢 宏明 Hiroaki Minamizawa |
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MODERATO.LLC
/ 北海道 |
title: |
上昇と下降と反転する空間 |
comment: |
「王様は裸だ!」と子供は言った…周囲の大人もそれに続いた。3D技術は、あらゆる芸術をデータ化した。その結果、オリジナルを超えたニセモノが現れた。感覚は脆く常に危うい…建築は実体としての意味を失い始める。延々と上昇と下降を続ける平面の連続…一瞬一瞬で消えていく実体と増えていく虚像。2050年、意識によって反転する美術館が存在する。「建築なんてない!」と大人は言った…周囲の子供は笑っていた。 |
【選出審査員】 |
【選評】 |
伊東豊雄 |
上下左右の識別不明。スラブが繰り返されているのか、それともルーバーなのか。
モノクロームの抽象的な空間は画面中央で曖昧に溶融し、均質さのなかに強い軸線を形成している。
現実と非現実が共存する現代都市の空間を巧みに表現することに成功している。 |
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審査員賞 |
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提供図面部門 |
3061 |
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name: |
濱島 幹 Miki Hamajima |
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株式会社ネイブ / 愛知県 |
title: |
島根県立美術館 |
【選出審査員】 |
【選評】 |
清水裕之 |
この建物は海に 向かって夕日に映える大屋根が特徴的であるが、この表現はそれを非常に的確に表現している。
あえて、左下の建物の率面を暗くすることで、大屋根面を強調して夕日に向かわせ、また、左上から右下に雄大にカーブさせて表現することで、とてもダイナミックな力を生み出すことに成功している。ただ、屋根と海の間に少し見える外部空間は芝生が少し光りすぎているのではないか。この部分のてかりを押さえ、やわらかく表現しても良かったのではないだろうか。樹木の描き方も強すぎて少し違和感を与える。影として表現したかったのだろうが、もう少し抑えることができなかっただろうか。 |
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提供図面部門 |
3063 |
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name: |
清水 太郎 Taro shimizu |
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有限会社敏デザイン事務所 / 東京都 |
title: |
根津美術館 |
【選出審査員】 |
【選評】 |
半澤重信 |
レンダラーがパースを制作する時、その依頼された設計の生殺与奪(せいさつよだつ)の権を握るのは己である、と強く認識する。 そして設計者にそれを開陳して自らの作品に顕現させる。これは義務である。
示された諸資料から該設計のみならず設計者の建築全般に亘る考え方、哲学を読み取り自らの制作意識と拮抗させる。その激しさの程度が将来建築そのものの完成度を高め、ひいては市民のその建築・施設の評価を定めることになる筈である。
根津美術館は東洋の絵画から考古にいたる美術品を収蔵・展示する。多数の国宝・重要文化財を含む膨大な数の資料を有 し、改装成った秀れた建物が茶室、流水、木立を従えて静謐な環境を整え、活発な館活動がそれらを支える。全国に範を示す斯界を代表する館である。
応募No.3063はここに述べた全ての内容を一枚のパースとして明快に表現した。館の有する品格ある特性と建築設計者の建築空間のありように対する考え方、その空間を創ろうという意志、そこにみる館および建築家の共通したすべての憶いが、十分にこのレンダラー の意識を通じて髣髴(ほうふつ)される。絵も作品として佳作である。 |
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提供図面部門 |
3066 |
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name: |
中村 裕子 Yuko Nakamura |
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名古屋日建設計 / 愛知県 |
title: |
根津美術館 |
【選出審査員】 |
【選評】 |
隈研吾 |
根津美術館のテーマである、光と影の表現が非常によくできている。
庭と建築との関係を表すカットを選んだことも評価できる。 |
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提供図面部門 |
3091 |
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name: |
添田 寿太郎 Jutaro Soeta |
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/
福島県 |
title: |
仁風閣 (じんぷうかく) |
【選出審査員】 |
【選評】 |
丹羽勝美 |
大正天皇行啓の折、宿舎として建設された仁風閣では、夜ごと華やかな宴がくりひらかれたであろう。
そのような、きらびやかさ、夜会前の緊張感と静寂感がよく表現されているのではないでしょうか。 |
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提供図面部門 |
3094 |
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name: |
添田 寿太郎 Jutaro Soeta |
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/
福島県 |
title: |
水海道風土博物館 「坂野家住宅」 |
【選出審査員】 |
【選評】 |
伊東豊雄 |
提供図面部門で唯一私が選んだ作品である。
CG技術の進化によってきわめて精度の高い表現が多いなかにあって、この作品はかつての手描きのパースのような素朴さを備えている点に何故かひかれた。人をホッとさせる心地良さを感じさせる。 |
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丹羽勝美 |
やさしい表情の茅葺屋根と、白い漆喰壁で構成された日本家屋を表現するには、最適な方法で描かれてと思います。
CG的描写ではない、人の手のぬくもりが伝わる表現方法も建物によっては必要ではないでしょうか。 |
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提供図面部門 |
3118 |
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name: |
後藤 泰 Tai Goto |
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scene / 京都府 |
title: |
仁風閣 (じんぷうかく) |
【選出審査員】 |
【選評】 |
清水裕之 |
何をおいても、まず、ここまで描写できるレンダリング技術がすばらしい。写真と錯覚するぐらいの出来栄えである。
壁面の下見板や窓のガラリ、軒下の化粧などのディ テールが非常にきめ細かく立体的に描画され、特に陰影の作り方がすばらしい。遠方の雲もあえてたものに隠れるように低く配置ことで、この建物の存在感を際 立たせている。
ただ、右側の木の影が建物にうつるところは強すぎる印象がなくはない。もう少しぼかしこんでも良かったのではないだろうか。動く影と動かない影とでタッチを変えても良かったかもしれない。 |
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内藤廣 |
写真と区別が出来ないほど完成度の高い作品。
普通なら全景を描いてしまう所だが,画面の切り取り方がうまい |
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提供図面部門 |
3176 |
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name: |
吉村 伸 Shin Yoshimura |
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MEGA DRAWING / 神奈川県 |
title: |
台中メトロポリタン・オペラハウス |
【選出審査員】 |
【選評】 |
半澤重信 |
応募No.3176 はオペラハウスを描いたものだが、命題の「美術館・博物館建築を描く」事とは矛盾しないことを先ず確認したい。明治時代我が国では”美術”なる語を新語として広く文学・音楽を含ませていた。一方”ミュージアム”はもともとギリシャ神話の文芸・学術・音楽・舞踊・天文を司る神ムーサを祀る聖所を指した。近年我が国ではミュージアムなる語が急速に膾炙(かいしゃ)されつつある。そして美術館・博物館で音楽会その他のパフォーマンスを、劇場で美術品を展示する事が益々盛んである。両施設がともに人々の芸術活動の場、形象或は音声によって美を求め、表現する場として同義であることを市民が感じ取っているからであろう。市民の受ける教育の高度化と社会全体の富裕化に従って芸術表現の空間が3次元から4次元に世界が加わるのは必然の成り行きである。
応募No.3176はこれらの事実を知悉(ちしつ)した上でパースを制作したものと思われる。提供された設計図書から伺える設計者の高い理念と建物の実現に対する周到性に着目し、レンダラーとして本来持してあるべき意識を躊躇することなく表明して、そこに自らの主張を鮮明にした。国の内外を問わず多くの劇場・ホールが同様な意識によって制作したメディアによって自らの活動を成功させている。そうした例からもこの応募者の姿勢は高く評価されてよい。但し意識が強く表れる中で作品としての絵がやや荒くなり過ぎた。建物設計者の心の深奥に潜在する、設計作品と行われるパフォーマンスに対する優しい憶いが猶(なお)解り易く表現されるべきであったと惜しまれる。 |
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提供図面部門 |
3207 |
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name: |
さと えつこ Etsuko Sato |
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株式会社ピーディーシステム / 東京都 |
title: |
東京都庭園美術館 |
【選出審査員】 |
【選評】 |
出江寛 |
3084、3207、3535、3612の4つは優劣つけ難くどれもすばらしい。
3207は他の3点に比べ、セピア色の建築をセピア色の背景とすることにより、美しさをより高めている。 |
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丹羽勝美 |
モダニズム様式の特色である、幾何学的な立方体による構成がよく描かれています。
アールデコによる内装をほのかに垣間見せるところも、心にくい表現だと思います。 |
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半澤重信 |
東京都庭園美術館は昭和8年(1933)朝香宮邸として宮内省内匠寮・権藤要吉、フランス装飾美術家協会副会長アンリ・ラ・パン、装飾工芸家ルネ・ラリックの設計により完成した。ここに見る建物全体の意匠は我が国の近代建築史上重要であり、価値が高い。アールデコ様式を余すところなく伝える典型的な建築物として、平成5年(1993)東京都の有形文化財(建造物)に指定された。昭和22年(1947)朝香宮邸から国に納められ、一時国の迎賓館としても使用されたが、東京都が都の芸術文化振興の一つの拠点として保存することになり、平成5年新たな設計によって創建時の姿に可能な限り戻し、内外の近代美術を対象とする美術館として再生、今日に至った。
応募No.3207には提供された図面からこれらの沿革を確認した上で、ここに見る秀れた品位ある意匠を己の作品に如何に表現するか、という制作者の強い意志が読み取れる。我が国の品格ある建築意匠に遺された意義を理解した上で描かれたこの作品には、建物のもつ内容に相応しい格調を認める。 |
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提供図面部門 |
3256 |
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name: |
原嶋 信泰 Nobuyasu Harashima |
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株式会社久米設計 / 東京都 |
title: |
東京国立近代美術館工芸館 (旧近衛師団司令部) |
【選出審査員】 |
【選評】 |
出江寛 |
レンガ造の建築物が紅葉と琥珀色でより美しく表現されている。 |
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提供図面部門 |
3281 |
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name: |
金 世権 Kim sekwon |
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トライデントデザイン専門学校 / 愛知県 |
title: |
台中メトロポリタン・オペラハウス |
【選出審査員】 |
【選評】 |
菊竹清訓 |
わずかな開口部がつながりを示し、背景のブルーで全体構成を示したのは、なかなか手際がよい。微妙な明暗が内部の不思議な構成の面白さと調和している。
複雑なスペース構成だが、立体感がうまく表現され、曲面の建築に暖かさを加えている。添景(人)によって出入り口が明確である。特に一階出口の水面の処理で、このパースは引き立てられている。
変化のある小窓、さらに三層目の立体的スペースのデザインなど、難しい空間にもかかわらず、わかりやすく、奥行きのあるレンダリングが建築デザインの魅力を現している。 |
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清水裕之 |
このまだ完成 していない建物を描いた応募作品は何点か見られた。しかし、大半の作品は正面のファサードを面的に描いたものが多く、劇場を内包した立体的なチューブ状の空間が構造体となって立体曲面の内部が構成され、その切断断面としてファサードが構築されるという特質を十分に表現しきれていなかった。
この作品は、この建物の特質を見事に捉えて表現している。全体に荒めの表現ではあるが、現在建設中の建物の模型のような印象も残しており、とても好感の持てる内容である。 水の部分が少しほかの部分から浮いているような印象があるのが残念である。 |
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提供図面部門 |
3381 |
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name: |
春崎 幹太 Kanta Harusaki |
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Indigo / 福岡県 |
title: |
近江八幡市かわらミュージアム |
【選出審査員】 |
【選評】 |
中井進 |
琵琶湖へつながる掘割と水郷の街の情緒をパステルカラーでわかりやすく簡潔に表現しています。
いぶし瓦と白壁の歴史的街並に連続するミュージアムが持つ懐かしい雰囲気を充分に感じさせ、きらめく水の反射と明るい光の中に旅情を誘うしかけが成立していると思います。 |
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提供図面部門 |
3389 |
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name: |
冨田 和弘 Kazuhiro Tomita |
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Next Picture株式会社 / 東京都 |
title: |
台中メトロポリタン・オペラハウス |
【選出審査員】 |
【選評】 |
隈研吾 |
複雑な形状を持つ建物に対して、その形状をよく表すカットを設定しているのが評価できる。
ガラスの内部に見えるインテリア空間についても、その形状をよく表現出来ている。 |
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提供図面部門 |
3418 |
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name: |
大石 敏雄 toshio ooishi |
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有限会社敏デザイン事務所 / 東京都 |
title: |
東京都庭園美術館 |
【選出審査員】 |
【選評】 |
小倉義明 |
オーソドックスな表現の作品であるが、オーソドックスな表現故に、現存する建物を写真以上に魅力的に見せている。
紙の選び方、色彩、筆使いなどすぐれた技術と気配りがこの作品から読みとれる。何と言っても表現力が秀れている。 |
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提供図面部門 |
3432 |
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name: |
後藤 泰 Tai Goto |
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scene / 京都府 |
title: |
島根県芸術文化センター |
【選出審査員】 |
【選評】 |
内藤廣 |
現実を描きつつ超現実的な風景になっている。ここにはこの建物のスピリッツに迫るものがある。
SF映画の一場面のような緊張感と面白さ。 |
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オリジナル部門 |
3167 |
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name: |
緒方 洋平 Yohei Ogata |
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早稲田大学大学院 / 東京都 |
title: |
Akasaka Museum |
comment: |
学部3年時(2007.6)に大学の課題で制作した作品。 赤坂にある傾斜地に地表を引き剥がすように建ち現れる美術館。 敷地の持つ選択性を平面に備え、構造体により幾何と純粋幾何の差別化が推し量られ芸術を鑑賞するに相応しい空間となる。 |
【選出審査員】 |
【選評】 |
菊竹清訓 |
この美術館の目的表現を、赤の背景と白い建築と、黒い陰で、強烈にアピールできている。インパクトある色彩のコントラストで、この建物の力強さを感じさせ、下から見る迫力で強調したい建築の要点をグラフィックデザインのパワーでまとめている。
一見、単純に見えるかたちだが、繊細なディテールが加えられて、作品に高い格調を出している。デザインはその意企に見事に成功している。繊細でシンプルなディテールの施しと全体のパース構成が一体となって、魅力的な力にあふれる仕上げとなっている。 |
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オリジナル部門 |
3202 |
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name: |
小泉 えりか Erica Koizumi |
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株式会社ピーディーシステム / 東京都 |
title: |
Enlil |
comment: |
身の回りにある環境要素を増幅し、こどもの感性を刺激する美術館。大気の状況(温度、CO2濃度)によって色や形、光の透過率を変化させる雲型ガラスを用いることで、建築の表情や空間のイメージがそれに呼応し変化する。再生ガラス「カレッタ」を建材として使用し、限られた天然資源への取り組みを行うとともに、均質ではない素材のもつ温かみを大切にしたこども達のためのガラスのタワー。将来どのように変化していくのだろうか |
【選出審査員】 |
【選評】 |
清水裕之 |
実はこの作品は 良くわからない。「大気の状況によって色彩や形、光の透過率が変化するガラス」ということだが、色彩、透過率は良しとしても形がどのように変わるのだろうか。それらがどのように建築として成り立っているのだろうか。変幻自在に変化するやわらかい建築が、もっとも冷たく、もっとも硬いガラスという素材によっ てどのように構築できるのか。
このようにきわめて疑問の多い案なのだが、その疑問を超えてしまうような観念がイメージとして非常にうまく表現されている。 あえてぼかして描いてあるところも面白い。観察者がこの建築の内部にいるのか、外部にいるのかさへ分からなくさせている。20世紀後半に は光の制御はいろいろな面で非常に進展していると思われる。そうした光の時代に向けて、とても面白い提案であると思う。 |
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オリジナル部門 |
3229 |
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name: |
池上 晃司 Koji Ikegami |
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日本大学大学院 / 東京都 |
title: |
中野美術館 |
comment: |
日本のサブカルチャーをアーカイブ化する美術館の提案である。薄いコンクリートにガラスケースをはめ込み、周辺からは浮いたコンクリートボリュームとして存在し、内側にひしめき合う様相はサブカルの持つアングラ感を象徴化している。平面計画に吹き抜けアーケードを貫通させ、その上をブリッジが錯綜し、上空を覆う。ピラネージの「牢獄」を思わせる迷宮性をもった美術の中央にある地下階から見上げたシーンを描いた。 |
【選出審査員】 |
【選評】 |
隈研吾 |
手描きならではの迫力と空気感が感じられるパースである。
大きく吹き抜けた空間から降る光の表現が非常に良い。
また、CGではあまり見られない、独特の視点の取り方も面白い。 |
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オリジナル部門 |
3291 |
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name: |
津久井 寛之 Hiroyuki Tsukui |
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中央工学校 建築学科 / 東京都 |
title: |
Exoskeleton(外皮) |
comment: |
戦後の急成長、人間は多くの廃棄物を出し、都市の景観は多くの煙突で支配され、昭和、発展のアイコンとして存在した煙突は環境破壊も象徴してきただろう。時代の流れは変わり多くの煙突が姿を消すであろう2050年に向け、この清掃工場は自ら生み出す廃棄物でExoskeleton(外皮)を生成し徐々に自らを覆う。人々の心にある煙突は負の遺産であり、それを保存する事で発展の戒めとなる文明の軌跡を示す博物館である。 |
【選出審査員】 |
【選評】 |
中井進 |
戦後の急成長を負側で象徴する煙突に廃棄物外皮をまとわせ続けることで、負の博物館を構成するという提案。
たそがれる(あけていく)都市湾岸のおぼろげな背景の前で、土っぽい外皮を幾何学的に増殖させていく景観が、新しい“環境”の世紀を表現していくことになるのかどうか、考えさせられる。 |
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オリジナル部門 |
3339 |
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name: |
河邑 石水 Iwami Kawamura |
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株式会社アトリエテン / 東京都 |
title: |
空中散歩の美術館 |
comment: |
都心部の比較的狭い敷地に建つ美術館。展示スペースを上方に向かって配置し、背の高いガラスボックスで囲んだデザインです。館内は閉じたボックス内の展示スペースとそれ以外のオープン展示スペースで構成されています。入館すると最初にエレベーターで最上階のエントランススペースに行き、そこから下方に向かって1〜3人乗りのオープンなリフト、オープンな階段を利用し展示物を鑑賞しながら1階まで降りていきます。 |
【選出審査員】 |
【選評】 |
内藤廣 |
CGならではのプロジェクト表現がなされている。
建築的にはコンセプトレベルにもかかわらず不思議なリアリティを持っているのが面白い。 |
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オリジナル部門 |
3342 |
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name: |
山下 久美子 Kumiko Yamashita |
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株式会社アトリエテン / 東京都 |
title: |
たゆたう |
comment: |
この美術館は海の上を旅しながら、街を巡る。背景は、空と海と旅先の街並。美術館は旅を続ける。作品と共に、自分を必要とする人を求めて。この絵は、次の街を目指して流れる波をたゆたう姿 |
【選出審査員】 |
【選評】 |
菊竹清訓 |
パースは水上の建築として、浮いている状態を表している。水面、空、都市などの、環境要素が効果的にまとまって、環境との調和を見せている構成の特徴が感じられる。都市に対しても、水面という場の設営が巧妙で、格調高い水上建築のデザインになっている。
全体には淡い色調だが、光を浴びている美術館は、タグボートの陰影によって引き立てられており、濃淡の効果が美術館に焦点をあてる結果となっている。特殊な立地条件を提案しているこのデザインは、よく考え抜かれた構成である。 |
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オリジナル部門 |
3359 |
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name: |
金谷 陶一 Yoichi Kanaya |
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金谷デザインスタジオ / 神奈川県 |
title: |
MUSEUM OF CONTEMPORARY ART 2050 |
comment: |
海辺に建つ近未来の現代美術館。現代美術は表現手法や展示方法において益々多様化していくだろう。それらに十分対応可能な柔軟性を持たせるため、展示室はコンテナのようなユニットで構成され、増改築や輸送が可能である。建物全体は大スパン構造体によって支持され、グリッド状のフレームワークと高機能ガラスの皮膜で覆われる。皮膜より突出した部分は半屋外型展示室で、環境問題を意識したインスタレーション等を展示する。 |
【選出審査員】 |
【選評】 |
半澤重信 |
美術館・博物館を設計する時、これらの施設の持つ使命と意識を改めて服膺すべきは当然である。ここでは資料の有形、無形に拘らず、1)収集・保存、 2)展示・公開、 3)調査・研究、4)教育・普及、5)管理・運営の5部門を備えることが必須事項となる。資料の内容或は各部門のウェイトのかけ方によって歴史博物館、近(現)代美術館等に分かれる。それ故単なる展示場や催物場、博覧会建築、さらに又単なる知的好奇心に訴えるだけの施設とは根本的に異なるのである。レンダラーもこのことを常識として十分に弁えている必要がある。今回その命題・趣旨に対してこれらの基本的な知識を欠く応募作品が殆どを占めたのは残念であった。怠慢といえよう。
それらの中で応募No.3359を敢えて評価した。上に掲げた事項及びそこに必要な諸条件をクリアできそうである。但しここに挙げた必須事項を柵(しがらみ)的な捉え方をせずに、新しい思想と技術を導入する必要がある。 それらはかなり可能である。提出されたコメントは肯定される。むしろそこに”光” ”音”を一層飛躍的に発展させ増幅、積極的に導入させた時後裔(こうえい)のためのさらなる橋頭堡となることを期待できるかもしれない。 |
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オリジナル部門 |
3468 |
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name: |
長尾 卓哉 takuya nagao |
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トライデントデザイン専門学校 / 岐阜県 |
title: |
intersection 〜光・自然・時代〜 |
comment: |
この美術館は、ステンドグラスの美術館で、直島から少し離れた瀬戸内海上にあります。タイトルにある「intersection」とは、「交差」という意味で、光が交わり、海や風、そこに住んでいる動物などの自然が交わり、そこに存在している時代も複雑に交わっていきます。 |
【選出審査員】 |
【選評】 |
菊竹清訓 |
これは建築主体をどう表現するかのアプローチが見事。わずかの添景(人)と陰影でこの美術館の順路がよくわかる。ステンドグラスの窓使いがこの建築にアクセントを添え、モダンな特徴をつくり、全体の統一を計る役目をはたしている。
複雑な立体構成は内部の明るさで効果をあげ、不思議な立体構成を見せ、このユニークな美術館デザインの魅力さえ生み出している。ホールの光の扱いは巧妙である。また、背景のブルーは、水を表していながら、森や空にも置き換えられうる、見るものの想像を誘い、好奇心をそそる処理法となっている。 |
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オリジナル部門 |
3469 |
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name: |
斎藤 正樹 masaki saito |
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/ 東京都 |
title: |
ミュージアムパーク |
comment: |
2050年、日本は3人に1人が65歳以上の高齢化社会の真っ只中に突入し、豊かな老後や「人間らしい生き方」を求めて知的欲求を満足させてくれる「アート」分野へ興味が一層高まる。「美術館」や「博物館」が単体として独立して機能した時代は終わり、一箇所で様々な知的好奇心を満足させてくれる広大な施設、そして便利で高齢者にやさしい公園のような機能を兼ね備えた「ミュージアムパーク」を提案する。 |
【選出審査員】 |
【選評】 |
隈研吾 |
適度にデフォルメされたパースからは、賑やかさ、楽しさが感じられた。
セクションパースとして積層された空間構成を示したことも評価したい。 |
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オリジナル部門 |
3503 |
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name: |
鶴 晃平 Kohei Tsuru |
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/ 奈良県 |
title: |
海に向かって開く美術館 |
comment: |
Open the window. Feel the wind. Open your eyes. Feel the sea. Open your museum. Feel the art. この美術館は、海を感じるための美術館である。 |
【選出審査員】 |
【選評】 |
伊東豊雄 |
一枚の紙から切り取ったファサードだけが描かれていて、見方によっては稚拙とも言われかねない。しかし海の上に浮かんだ奥行きのない建築とリアルな女性とのコントラストがシュールで見る者の想像力を喚起する。
建築下部が後方へ向かって湾曲しているように描かれているのは何故なのか理解し難い。 |
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オリジナル部門 |
3599 |
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name: |
白井 秀夫 Hideo Shirai |
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白井パースハウス / 埼玉県 |
title: |
海の見えるガラスの箱 |
comment: |
まず頭に浮かんだイメージが海とガラス。水平にガラスの箱を描く、そして岩海波と鉛筆でどんどん進む夕日を決めたら、水彩で描くだけ。 |
【選出審査員】 |
【選評】 |
小倉義明 |
海の見えるガラスの箱が画面一杯に広がる夕影の中で良く表現されている。
ガラス箱の構造がどうだという前に、この絵の表現力を評価したい。手前の動きのある近景が効果的である。 |
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オリジナル部門 |
3609 |
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name: |
諸喜田 真 Shin Shokita |
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IMAYO CREATION / Kazakhstan |
title: |
Architecture on the step |
comment: |
私が住むカザフスタンのアルマティ市は、天山山脈を望む緑豊かな街であるが、冬場は−20℃まで下がる厳しい気候である。1991年にソビエトから独立し社会主義から資本主義経済に移行していく中、民族はカザフ人、ロシア人、ウイグル人など120にも上る。ここにはロシア構成主義の建築から遊牧民のユルタまで存在し、ロシア構成主義−メタボリズム−ユルタといった流れの中でどのような新しい建築が成立しうるか考えてみた。 |
【選出審査員】 |
【選評】 |
小倉義明 |
厳寒の自然の中に緑の未来を夢見るといった表現を評価したい。同じ解説文で2作品が応募されている点が気になるが、あえてこの作品を選んだ。
抽象的ではあるが、新しい表現とか建築の可能性といった未来を暗示するものを感じとることができる作品である。 |
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オリジナル部門 |
3614 |
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name: |
矢野 龍太 Ryota Yano |
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芝浦工業大学大学院 / 東京都 |
title: |
Museum in the rising earth |
comment: |
2050年の美術館は、自然を内部に取り込む空間をつくる。 この美術館は、生成変化を繰り返す自然空間と、永遠不変な時間が流れるホワイトキューブが立体的に錯綜し、複雑に捻じれた時空間をつくりだす。 大地から土が、美術館の壁、床をつたって空高く上昇し、そこから植物が生い茂ることで内部化された自然を生みだす。 アートは時間の流れに晒され、生成変化を繰り返す。そのプロセスこそアートの本質となるだろう。 |
【選出審査員】 |
【選評】 |
伊東豊雄 |
断面パースでありながら、スラブや壁の厚さが変化することで妙な非現実感を生み出している。画面の左に描かれたメッシュのような境界もいかなる全体像を示唆しているのか理解し難い。
しかし作者の言う自然と建築の反転、或いは混然一体化がこれらのエレメントによって説得力を持ち始めるから不思議である。 |
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オリジナル部門 |
3616 |
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name: |
堀 菜奈恵 Nanae Hori |
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国立米子工業高等専門学校 / 鳥取県 |
title: |
そのいすから… |
comment: |
現在の美術館は存続できず、箱としての美術館は減っていくだろう。そして、美術を観るという行為だけが残る。2050年「いす」が美術館となる。風景・絵画・建物・植物・幼い時の記憶…。人それぞれ何かを思い浮かべ、いすを置く。それはどこかの山かもしれないし、寝室のいすに座り目を閉じるのかもしれない。自分が思う美術と対話する時間がとても貴重な時間となるのではないだろうか。これが、私の想像する未来の美術館です。 |
【選出審査員】 |
【選評】 |
小倉義明 |
未来の美術館を想像する表現方法は多様であろうと思われるが、白ヌキのイスと画面一杯に広がる夢を思わせるようなイメージは、イスに座って未来を想像する主人公を十二分に表現しているのではないか。
抽象化されたイメージと、白く切りとられた椅子の構成が良いと考える。 |
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協賛企業特別賞 |
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オートデスク賞 |
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提供図面部門 |
3524 |
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name: |
藤城 堅 Ken Fujishiroe |
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YAMASHIRO THAI CORPORATION
/ タイ、バンコク |
title: |
島根県立美術館 |
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【選評】 |
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CGによる美術館のみにピントを合わせ、それ以外はデフォーカスし印象づけているかっちりとした印象。
CGと写真合成によるパース制作が活きている。夏の晴れの日に海辺に浮かび上がる美術館は本当に美しいと直感的に感じさせてくれました。 |
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アルティマグラフィックス賞 |
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提供図面部門 |
3054 |
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name: |
小倉 裕介 ogura yuusuke |
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株式会社ネイブ
/ 愛知県 |
title: |
東京国立近代美術館工芸館 (旧近衛師団司令部) |
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【選評】 |
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とにかく好きな作品ということで選ばせていただきました。「真正面」という迫力のあるアングルが気に入っています。
このアングルだと立体感を出すのが難しいと思うのですが、人物や照明(影)、添景などを利用して、うまくまとめられています。イラストとフォトリアルの中間のようなタッチ も、作品全体に良い味を出しています。 |
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インフォマティクス賞 |
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提供図面部門 |
3065 |
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name: |
宮後 浩 Hiroshi Miyago |
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株式会社コラムデザインセンター
/ 大阪府 |
title: |
水海道風土博物館 「坂野家住宅」 |
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【選評】 |
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鈴虫の鳴き声とともに、風の音に乗せて、坂野家の人々の談笑が聞こえてくるような作品です。
現代のまばゆいばかりの明かりの中の暮らしとは違い、当時の住宅から漏れるかすかな それでいて暖かい灯りによる暮らしとは、きっとこうであったのだろうと想像力がかき立てられます。 |
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福井コンピュータ賞 |
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提供図面部門 |
3090 |
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name: |
金田 奈美 ・ 亀崎 敏郎 Nami Kanada ・ Toshiro kamezaki |
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CANA Planning ・ 有限会社KEYデザイン事務所
/ 愛知県 |
title: |
東京国立近代美術館工芸館 (旧近衛師団司令部) |
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【選評】 |
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西洋建築の特徴を造形だけでなく演出効果、レタッチにより見事に表現されている作品。
イメージパースはその殆どが「晴れ」で作成されているが、本作品は潜在的な雰囲気を追い求めるため、敢えて背景を淀ませているように見える。
全体的に重くなりがちな空気感はアッパーライトを用い、調和させ、まとまり感を生みだしている。
構図もシンプルではあるが、建物を後方に配置し、樹木・植栽による遠近が全体の雰囲気を後押ししている。
全てのファクターが絶妙なラインで調和されている点を評価させて頂きました。 |
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日本ヒューレット・パッカード賞 |
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オリジナル部門 |
3238 |
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name: |
渡辺 哲也 Tetsuya Watanabe |
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渡辺建築事務所
/ 三重県 |
title: |
『自然と共生する仮想ミュージアムを可視化する』 |
comment: |
それは恰も昔からそこに存在していたかとも思わせる雰囲気創り、近未来とはある種パラドックスめいた発想でもある。我々ビジュアライザーは常に「不可視の世界を可視化へ」と導く。鉛筆でドローイングをしながら、CADでボユームを創りながらディテールにまでこだわってみる。それは消しゴムで消しながら、モデリングを繰り返しながらの連続です。その試行錯誤を繰り返すプロセス事こそが、表現者・創造者たる醍醐味なのです。 |
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【選評】 |
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CG、実写、手書きの3要素が違和感なく融合されて、全体として非常に美しい仕上がりになっています。
湖面に映る建築物の波のゆらぎ表現、ガラスに映る対岸の木々の写りこみなど細部にわたって妥協なく仕上げられており作品にたいする思い入れが伝わってくる作品です。 |
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エプソン賞 |
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提供図面部門 |
3285 |
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name: |
白崎 洋祐 yousuke shirasaki |
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NHKアート
/ 東京都 |
title: |
仁風閣 (じんぷうかく) |
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【選評】 |
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普段の生活上目にしない視点、下から上へ見上げた建物と空の構図、建物の下の部分への焼き込みにより、作品の中心に自ずと視線が集められる点、建物の白と空の青のグラデーションとコントラスト、と非常に躍動感の感じられる一点だと思います。
プリンターで出力した際も、建物の白、雲の白、空の青のそれぞれの滑らかな色の階調性がEPSONのK3インクのテクノロジーを最大限に引き出してくれそうです。 |
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JARA奨励賞 |
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オリジナル部門 |
3269 |
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name: |
松本 尚久 Naohisa Matsumoto |
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トライデントデザイン専門学校
/ 愛知県 |
title: |
feel sea museum |
comment: |
2050年の美術館、美術館のあるべき姿。昨今の美術館は堅牢な建築物として自然との空間的距離をとっていた。しかし自然の中でこそ美術・芸術を感じることに意味があるのではないか。自然により近づきそこに身を置くことで様々なあたらしい感動を与えてくれる美術館である。 |
【選出審査員】 |
【選評】 |
JARA
山田久仁夫 |
脱建築的な発想が表現されている。
それは従来の美術品を収蔵するという美術館の概念を超える事でもある。
・・・・・現代美術においては、そのような試みは既に行われているが。
この作品が意図する美術とは何なのか、作者に問うてみたい気がする。 |
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オリジナル部門 |
3309 |
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name: |
竹内 梨紗 Takeuchi Risa |
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トライデントデザイン専門学校
/ 愛知県 |
title: |
霧の美術館 |
comment: |
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【選出審査員】 |
【選評】 |
JARA
西口浩英 |
この作品を見て、水に浮かぶ建物は他にも数点見受けられたが、色調や雰囲気の出し方に魅せられた。2050年の地球上の建物なのか、または別の惑星の建物なのか。。いろいろな想像をさせてくれる作品である。 |
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オリジナル部門 |
3526 |
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name: |
元 城淵 Sungyeon Won |
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中央工学校
/ 東京都 |
title: |
Metropolitan ScaleDown |
comment: |
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【選出審査員】 |
【選評】 |
JARA
脇田正成 |
大胆なイメージを大胆に表現し、コンセプトに合ったコラージュ作品で、ディテールの表現はされていないものの、思わず見入ってしまう。
3D的な表現も他にはない迫力を感じる。 |
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オリジナル部門 |
3549 |
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name: |
坂爪 佑丞 Yusuke Sakazume |
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横浜国立大学大学院
/ 神奈川県 |
title: |
ArtBerg |
comment: |
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【選出審査員】 |
【選評】 |
JARA
広畑直子 |
季節と時間によって、その形態を変化させる空間を作品全体から感じとれ、内部空間での光の変化や展示物との関連性をおもしろく創造でき、このパース全体からその光や季節感を感じさせるとてもいい作品だと思い、選ばせて頂きました。 |
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オリジナル部門 |
3581 |
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name: |
桜井 雄太 Yuuta Sakurai |
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トライデントデザイン専門学校
/ 愛知県 |
title: |
過去ニ在ルモノ |
comment: |
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【選出審査員】 |
【選評】 |
JARA
山田淳一郎 |
灯籠を思わせるような建物から湧き出る光の演出は、「現在・過去・未来」を繋ぎ合わせるような思いに浸らせます。構図や色調を見ても、どこか作者の繊細さを伺わせるような作品に仕上がっているように思います。 |
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JARAセレクション・選外佳作 |
今回は優秀な作品が多く、審査員賞ほか選外の作品より「JARA理事会による選外佳作」を選出いたしました。 |
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オリジナル部門 |
3075 |
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name: |
藤城 好恵 Yoshie Fujiki |
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ピー・ アンド・エル
/ 福岡県 |
title: |
water art museum |
comment: |
2050年。アート+自然遊び+シェルター 水の島々で自然とふれあいながら遊び+アートを体験できる あたらしいカタチの美術館。 ふわふわと水に浮くフローティングボードに乗って 広い館内をくつろぎながら移動。 外観山状、環境問題を考えた緑化の山型屋根に煙突を。 人々を守るシェルターの機能をもつ。 |
【選出審査員】 |
【選評】 |
JARA
上野真理 |
このような“可愛い”テイストのパースは「レンダラーでなくても描けるのではないか」と思われがちだが、この作品には詳細未定の計画要素を一枚のパースに盛り込むためのテクニックが多く盛り込まれている。断面、シーン描写、画面構成力・・・なかなかこうはいかない。3Dで作図をしていながら、透視図法を無視すべき部分は潔く割り切っている。「見ていて飽きない。」これはパースの大きな魅力だと思う。 |
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提供図面部門 |
3093 |
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name: |
穂口 正悟 Shogo Hoguchi |
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/
沖縄県 |
title: |
東京都庭園美術館 |
【選出審査員】 |
【選評】 |
JARA
白川雅之 |
時代背景をも漂わさせる この臨場感は、おそらく、1階ピロティのコードペンダントから漏れる光のトウィルや 手前階段の蹴込み・上部パラペットなど個々のテクスチャーに こだわった結果だけでなく、それをさりげなく表現したバランスの良さから くるものであろう。 |
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提供図面部門 |
3124 |
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name: |
内田 公平 utida kouhei |
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株式会社鴻池組
/ 大阪府 |
title: |
島根県立美術館 |
【選出審査員】 |
【選評】 |
JARA
坂井田優実 |
夜明け方の静の美、たおやかな叙情の中に対象物を置くことにより、この建築の品格がよく醸し出されている。また注目すべきは、Revit(BIMソフトウエア)とMaxの連携で制作された点である。今後主流となるインハウスのワークフローにおいても、スペシャリティへのニーズがあることは確かであろう。レンダラーはそれぞれの活路を開く学びと努力を惜しまないでいただきたい。 |
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提供図面部門 |
3344 |
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name: |
大沼 牧恵 Makie Onuma |
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株式会社 久米設計
/ 東京都 |
title: |
仁風閣 (じんぷうかく) |
【選出審査員】 |
【選評】 |
JARA
浅田能男 |
全体に上手くまとめたCGパースであり、トリミングを縦長とし手前の池の写り込みや飛び石・芝のリアル表現など遠近を感じさせ作者の意欲が良く現れている。バック右の森のボリュームも建物パースラインの歪みを上手く押さえている。空のグラデーションや雲の量も画面上の抜けを上手く計算された作品に仕上がっている。 |
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提供図面部門 |
3500 |
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name: |
稲永 智 Satoru Inanaga |
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/
福岡県 |
title: |
山形県郷土館 文翔館 |
【選出審査員】 |
【選評】 |
JARA
上野真理 |
「機会があれば遊んでやろう」という余裕が素敵。紅茶の香りが漂ってきそうなその場の雰囲気まで感じ取れ、ガラスのミニチュアというシーン作りを楽しんで制作したのがわかる。リアルCGのスキルがあってこそ、こういう遊びのセンスが活きてくることを痛感した。 |
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JARA
西口浩英 |
近年の3Dソフトの普及のより、フォトリアルな作品も多く見られるようになった中で、模型写真?!と思える此の作品には平面作品(2D)を描く者として「不安」と「さらなる表現の可能性」を感じ、考えさせられた。 |
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提供図面部門 |
3555 |
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name: |
渡辺 美土里 Watanabe Midori |
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清水建設株式会社
/ 東京都 |
title: |
東京都庭園美術館 |
【選出審査員】 |
【選評】 |
JARA
浅田能男 |
このテーマの建物の竣工当時の雰囲気を添景で上手く表現している。一般的にはセピア調でまとめたい所をあえてブルー系で表現する作者のコンペに対する熱意が感じ取れる。又建物を画面中央よりやや左に寄せ右からの進入路を馬車と共に感じさせるが、願わくば手前の男女が建物コーナーエッジのラインからもう少し左端に寄せればと思う。 |
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提供図面部門 |
3569 |
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name: |
山根 卓 Takashi Yamane |
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ヤマネレンダリング
/ 東京都 |
title: |
奈良国立文化財研究所飛鳥資料館 |
【選出審査員】 |
【選評】 |
JARA
白川雅之 |
水平に広がる建物に対し、樹木のほどよい縦ラインで構図を整え、淡いトーンの中に手前芝面だけ彩度を少し上げ、色バランスと距離感を演出している。このスキルとセンスの良さが作品の中に 爽やかな風を吹かせているのであろう。 |
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提供図面部門 |
3573 |
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name: |
白井 秀夫 Shirai Hideo |
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白井パースハウス
/ 埼玉県 |
title: |
台中メトロポリタン・オペラハウス |
【選出審査員】 |
【選評】 |
JARA
西口浩英 |
透明水彩のもつ色の美しさに魅せられた作品だった。夕焼けの色合いがとても上品で、建物本体のデザインも分りやすく、丁寧に表現出来ていると思う。また人物等の添景の描き込みも上手く全体のバランスもすばらしい。 |
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